お知らせ

Information
TOP > お知らせ > 【Vol.22】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「社会福祉法人 ファミーユ高知」

【Vol.22】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「社会福祉法人 ファミーユ高知」

*

現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

今回は障害を持つ方の社会復帰支援や日常生活の介護支援、再就職の際の就職支援などを行う「社会福祉法人ファミーユ高知」のセンター長である西岡さん(左)と支援員の佐々木さん(右)にお話を伺いました!

*

*

●お仕事の内容を教えてください

私たちは、何らかの事故や病気によって、障害を持った方たちを「自律」した社会生活に向けてサポートしていく仕事です。

障害を持つ前と全く同じような生活への復帰を目指すのではなく、障害を抱えている中で日常や社会に順応して生活を送れるようになることを目標に、「リハビリテーション」から「再び」という意味の「Re」を抜いた「順応」という意味の「ハビリテーション」を行う施設として支援を行っています。

*

*

病院でのリハリビ訓練を終えた方が行う「自律訓練」では、公共交通を利用する訓練や買い物の訓練など、日常生活に復帰するためのサポートをしています。

その一環として利用者さんの自宅に伺い、手すりの位置や入浴の方法などを確認することもあります。

障害者の再就職に関する就労支援も職業体験や座学などのカリキュラムにて支援をしていて、2019年では再就職率・定着率ともに100%の実績があるんですよ。

*

*

病院のリハビリに比べ、より利用者さんに寄り添い、一人ひとりに合った方法を考え実践しています。

小学校に入学したばかりのお子さんから65歳までの方など幅広い年齢の方が来所されますが、全ての利用者さんのキーパーソンになれるよう、私たちの目標と利用者さんの目標を重ね、日々の成長をやりがいに働いています。

*

*

●人材不足が懸念される中で大切にしていることはなんですか?

この業界は特に人手不足ですので、ただ来てくれる人材を待つのではなく、まずはこの業界・職種に興味を持ってもらうことが必要だと考えています。

そのためには興味を持たれる「きっかけづくり」する必要がありますので、積極的にインターンシップや、中学生・高校生の職業体験の受け入れを行っています。

*

*

いきなり人手を増やすことを目指すのではなく、若い世代の方々に対してまずはこの仕事を知ってもらう機会を増やすことが大切だと考えています。

*

*

●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

誰かのことを「他人事」ではなく、「自分事」のように考えることができることです。

ここでの仕事は、利用者さんに「寄り添う」ことが必要になります。

利用者さんの不自由になった体で、これからどのような方法で、どこを目指していくのかなど利用者さんと一緒になって考え実行していかなければなりません。

だからこそ、利用者さんのことを自分や自分の家族のように考え、一生懸命に尽くし、真剣に向き合い、寄り添うことができる学生を求めます。

*

*

●今後の展望を教えてください

「この施設で障害者雇用を行いたい」と長らく考えていましたが、それは叶えることができました。

今後、ますます介助用品や機械の開発が進み、それらの導入も進んでくると考えられます。

私たちもそれらを導入していき、少しでも利用者さんや職員の負担を軽減できればと考えています。

また、支援はチームで行いますのでサポートチームの連携強化や人材の育成など、小さな問題を一つずつ解決していくことも質の高い支援の供給にも繋がると考えています。

これからも地域に根差した支援活動を通して、私たちの職業を知ってもらい、多くの人材、そして「ありがとう」の言葉が集まる施設にしていきたいと思います。

*

*

●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!

学生の間に「自分が本当にやりたいことは何なのか?」という答えを早く出すことができれば、それに向かって努力する時間の余裕が生まれると思います。

その答えを出すためにも、例えばボランティアに参加するなど様々な交流や経験をしてください。そうすることで自分が興味ある分野がわかってくるかもしれません。

*

*

他には、資格を取ることも自分の選択肢を広げる一つの方法になります。

学生の間の学びを大切にしてください。

私自身、学生のときに学んだ学問が今も活かされていると感じています。

一方で、「もう少しここを学んでおけば良かったな」と感じることもあります。

まずは授業に真剣に取り組んで、今のうちに自分の中の学びを多く作ってください!

*

◆今回お話しを伺った「社会福祉法人 ファミーユ高知」の企業情報はこちら◆

社会福祉法人ファミーユ高知

*

*

<インタビュー学生/稲葉 涼太>

2001年生まれ。愛媛県出身。少子高齢化をはじめとする地域の社会問題を解決できる人材になりたいという目標に向けて日々様々なチャレンジを重ねる大学一年生。

「利用者さんファーストの考えのもと、利用者さんと職員さんが一緒になって楽しく、同じ目標に向かって努力している姿がとても印象に残っています。また、この業界の人材不足を解消するために、まずはこの業界、職業に触れてもらう、興味を持ってもらうことを大切にしていると聞き、とても感銘を受けました。自分もいつかこの業界に実際に触れてみたいと感じました。」

イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。