【Vol.1】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「株式会社 新来島高知重工」
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現役大学生の目線で魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく新企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」がついに始動!
記念すべき第1回目となる今回は「株式会社 新来島高知重工」の採用担当をされている業務部の副部長 矢原さん(左)と、同じく業務部の田村さん(右)にお話しを伺いました。
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●お仕事の内容を教えてください
弊社「新来島高知重工」は貨物船をメインで建造している会社です。
船の設計作業を終えてから、部品の加工、組み立てを一貫して行っており、長い時間をかけてお客様に届ける1隻を完成させます。
もちろん保守にも対応していて、輸出した船が故障した際には海外まで修理に行くこともあります。
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陸機事業部では、鋼製の耐震性貯水槽や防火水槽も作っています。
船とは関係の無い事業だと思われるかもしれませんが、造船の技術やノウハウを活かし、災害時にもライフラインである「水」を確保し、県内外の防災にも寄与しています。
また、一般の方向けの進水式見学イベントなども行っています。
普段は目にする機会こそ少ないかもしれませんが、島国である日本の物流を支える「貨物船」を、県民の皆さんに身近に感じてもらえるようにするのも私たちの大事な役割です。
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●造船という仕事について、どのように考えていますか?
日本の輸入貿易の99.7%が船です。
つまり、この造船業がなくなってしまうと、燃料資源や食糧自給率の少ない日本での生活は立ち行かなくなるでしょう。
ですから「私たちが日本を支えている」という誇りをもって仕事をしています。
また、環境配慮や地域貢献も重要視されていて、低燃費をはじめとする「環境に優しい船」、「生態系を思いやることのできる船」が世界から求められています。
私たちが技術を磨き、新たな「ものづくり」をすることで人や地域、環境のためになるという事実も仕事のやりがいに通じていますね。
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●今後の展望を教えてください
造船業自体が昭和の時代から日本の基幹産業としてやってきました。
その一方で、世の中の技術の進歩と共に、エンジンなどの性能も変わってきています。
そうした時代の流れやニーズに合わせた船を造り続けていきたいと思います。
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今後も「土佐の海から、世界の海へ。優れた造船技術で大きな社会貢献を。」という言葉をモットーに、日々進化し続ける会社であるとともに、関わってくれている従業員やそのご家族のためにも、安定的に事業を続けることこそが最大の目標であり今後の展望です。
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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?
造船所にはたくさんの人が働いています。
若くて18歳からベテランになると70歳近くまで、幅広い年齢層の方々が居るので意外にも人と関わることが多い仕事ですので、コミュニケーション能力がある方、人と関わることが好きな方、あとは男女関係無く、明るくて、元気で、まじめな方が来てくれたら嬉しいです。
ものづくりが好きで、スケールの大きなものを作りたいと思っている方も向いていると思います。
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また、造船業に悪いイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、働いている方の多くは高知県民で、皆とても人が良く、まっすぐな人ばかりですので安心して来てください!
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●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!
弊社に興味のある方がいらっしゃいましたら、是非とも一度見学に来てください!
事前に連絡をくださればいつでも大歓迎です!
入る前に船や造船の勉強をする必要はありません。
入社してから丁寧に一から教えていきますので、学生生活では様々な体験をして、経験値を上げていってください。
社会に出たら理不尽なこともたくさんあるかもしれません。
アルバイトや旅行、サークル活動など色々なことをたくさん経験してから社会に出ることをお勧めします!
沢山のことにチャレンジしてください!!
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◆今回お話しを伺った「株式会社 新来島高知重工」の企業情報はこちら◆
https://kochi-student-job.jp/company/%e6%96%b0%e9%ab%98%e7%9f%a5%e9%87%8d%e5%b7%a5%e6%a0%aa%e5%bc%8f%e4%bc%9a%e7%a4%be
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<インタビュー学生/ 立野 雄二郎>
1998年生まれ。北海道出身。
「笑顔の先に道は開ける!」をモットーに、日々笑顔で様々な活動にチャレンジしている現役大学生。
「日本の産業を裏で支えている船。その船をしっかりとプライドを持ち、良いものを造っている造船業。造っているものスケールの大きさと、作っている方の人柄の良さや会社の雰囲気がとても良かったです!」
イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。