高知の地から、未来のまちづくりへ。挑戦と誠実さで社会を支える「株式会社轟組」
“堅実に、着実に”。高知の建設を支え続ける総合建設企業。
高知県高知市に本社を構える株式会社轟組は、1946年の創業以来、土木・建築の両分野で貢献してきた老舗の総合建設会社。
今回は入社1年目の建築部・恒石さんと専務の宮﨑さん、総務部の山中さんにお話を伺いました

ー本日はよろしくお願いします。まずは、轟組の事業内容を教えてください。
宮﨑さん:当社は1946年の創業以来、高知市に本社を置く総合建設業として、県内外で幅広い建設事業を展開しています。売上規模では県内でトップクラスを誇り、公共インフラを支える中核企業のひとつです。
ー公共工事を中心に、長年にわたって地域のインフラを支えてこられたんですね。
宮﨑さん:そうですね。事業の比率としては土木が約7割・建築が約3割。事例が多いのがトンネル工事で、これまでに県内外で200本以上の施工実績を重ねてきました。社会インフラを守る公共工事や公共施設・商業施設・一般住宅まで幅広く手がけています。
ー公共施設やインフラ工事を多く手がけておられるんですね!恒石さんは、こういった事業内容に魅かれて入社を決められたのですか?
恒石さん:はい。もともと建築やインテリアを専門学校で学んでおり、図面だけでなく「実際の現場で学びたい」という気持ちがありました。将来的には建築を通じて高知に貢献したいという思いもあり、現場で経験を積める環境を探していたんです。
そんな中、就職セミナーで轟組の話を聞き、高知県の企業として公共施設やインフラなど社会の基盤づくりに携われる点に魅力を感じました。公共工事は関わる業者や職種も多く、学びの幅が広がると考えていたので強く印象に残りましたね。

ー会社の雰囲気や人の印象も、入社の決め手になったのでしょうか?
恒石さん:そうですね。セミナーでの人事の方の雰囲気が温かく、会社訪問でもチームワークを大切にする社風が伝わってきて、「きっと働きやすい会社だ」と感じました。
実際に入社してからもその印象は変わらず、日々安心して仕事に取り組めています。現場で学びながら成長できる環境、そして人のあたたかさが、轟組の魅力だと感じています。
ーご自身の希望とマッチした企業だったんですね!現場の技術職というと、男性が多いイメージですが実際のところいかがですか?
恒石さん:現場に出る前は、男性が多く女性には少し働きにくいのかなと思っていましたが、実際は全くそんなことはなく、周りの方が気を配ってくださり、とても働きやすい環境です。現場に女性は一人ですが、皆さんが自然に声をかけてくださり、雰囲気も温かいです。

山中さん:当社としても、女性が働きやすい環境づくりには力を入れています。作業服も男女共用のものに変更し、現場でも動きやすく快適に働けるように改良しました。現在、女性の技術職は3名在籍し、お子さんを育てながら働く方もいます。男女問わず育児休業を取得できる体制も整え、社員全体の環境をさらに見直しているところです。これまでは技術職が育児休業を取るのは難しい面もありましたが、今後は恒石さんのような若手社員をモデルに、誰もが安心して長く働ける環境を広げていきたいと考えています。
ー 制度面も含めて、どなたにとっても働きやすい環境なんですね。採用では、どんな方に来てほしいとお考えですか?
山中さん:以前は建築や土木などの専門分野を学んだ方を中心に採用していましたが、今は「ものづくりや建設に興味がある」という気持ちがあれば、学部や専攻を問わず歓迎しています。中途入社の方の中には、動物看護や製菓会社の営業など、まったく異なる分野から転職された方もいますし、社内でも、事務職から技術職へジョブチェンジした社員もいます。
ー事務職から技術職に!すごいですね!入社時に知識が無くても活躍できるんですね。
宮﨑さん:そうなんです。異業種から転職してきて、働きながら工業系の定時制学校に通い、現場で経験を積んで独り立ちした社員もいます。働きながら学ぶことも十分可能なんです。また、現場では必ず先輩がマンツーマンで教えてくれる環境があります。本部から細かく指示を出すというよりも、現場の判断を尊重しながら、お客様の声を聞いて結果を出す――そんな“のびのびとした社風”が轟組の特徴です。学校で学ぶこと以上に、現場での経験から得られる学びの方が大きいと感じています。だからこそ、「建設が好き」「自分の手で形にしたい」と思う方には、ぜひ挑戦してほしいですね。

ーなるほど!今後は、どのような挑戦や展望を描いていらっしゃるのでしょうか?
恒石さん:私個人としては、図面だけでは分からないことも多いので、まずは現場で経験を積み、実際の工事を通じて理解を深めていきたいと考えています。設計と現場監督の両方に興味があり、現場での学びを重ねながら、自分の可能性を広げていきたいです。現在は一級建築士の資格取得を目指して勉強中で、現場での実経験を積みながら、学んだ知識を仕事に活かしていきたいと思っています。今後は新しいことにも積極的にチャレンジし、より良いものづくりができるよう成長していきたいです。
山中さん:民間の分野では、住宅建築などで女性の設計・施工担当を希望されるお客様も増えています。そのため、女性の設計・施工スタッフの育成や体制の拡充にも力を入れていきたいと考えています。また、県内では引き続き公共事業全般に取り組みつつ、県外ではリニア中央新幹線など新たなプロジェクトにも挑戦し、事業の幅をさらに広げていきたいと思っています。
ー本日はありがとうございました!
会社名:株式会社轟組
事業概要:高知市に本社を置く総合建設企業です。道路・橋梁・トンネルなどの社会インフラ整備から公共施設の建築まで手がけており、高い技術力と誠実な施工姿勢を強みに、公共事業を中心に地域の安心と暮らしを支えています。近年は県外プロジェクトにも積極的に取り組み、培った経験と技術を活かして、より良いまちづくりに挑戦しています。
会社HP:https://todoroki.co.jp/

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