高知のDXを“一歩ずつ”進める――現場起点で確かな便利を「株式会社高知通信機」
DXの力で高知の現場を一歩前へ。
高知の企業に向けて、複合機・ビジネスフォン・PCをはじめ“オフィスでコンセントにつながるものは何でも”提案する高知通信機。LEDサイネージや配膳ロボット、ネットワークセキュリティ機器まで扱い、DXを通じて、現場の業務改善を進めています。
今回は 武内さん(係長/入社7年目)、採用を担う 戸田さん(入社6年目)にお話を伺いました。

―本日はよろしくお願いします。まず、現在の武内さんのお仕事内容から教えてください。
武内さん:複合機・ビジネスフォン・PCなど、コンセントにつながるものやその中で動くネットワークやセキュリティなどのソフトを提案して、お客様の課題を解決する提案を行う営業をしています。私の担当顧客はおよそ200社で、エリアは西側・高知市内・東エリアなどをチームで分担しています。
―なるほど、取扱商材の幅も広いし、お客様の件数も多いんですね。大変そうに聞こえますが、独り立ちにまでは時間がかかりそうです。
武内さん:入社直後は研修もかなり豊富にありましたし、上司と一緒にお客様先への同行もしてもらったので、大体3ヶ月ぐらいで独り立ちできましたね。
戸田さん:取り扱っている商材の話で言うと、2018年ごろからLEDサイネージを扱い始め、近年は配膳ロボットも追加されました。(笑)弊社は、お客様の要望や現場の課題に合わせて、必要なら新しい選択肢を増やすスタンスで仕事を進めているので、商品ありきで提案をしていないことの裏返しかもしれませんね。

―ありがとうございます!本質的な課題解決に、向き合うことで経験が磨かれそうですね。元々、武内さん自身は就活時から、いわゆる”DX”に興味があったんですか?
武内さん:そこは全くなかったですね。(笑) 元々、高知の高校を卒業した後は、岡山の大学に進学し、最初は関西で就活していましたし、そのまま関西で働くつもりでした。
帰省のタイミングで県主催の合同説明会に参加した際に、高知通信機と出会い、今の上司や先に勤めている大学OBと話したときの“空気感”がよくて。自然と「ここで働きたい」と思えました。
―その“空気”って大事ですよね。入社後のギャップはどうでしたか?
武内さん:営業=個人競争のイメージが覆りました。お客様先に行く時にも、上司が具体的にフィードバックしてくださったり、サービスエンジニアも交えて改善策を一緒に考えたり。“全員でお客様の課題解決をする”文化だと実感しました。
――実際にどのような課題を解決したか、事例を教えてもらえますか?
武内さん:ある介護施設で、入退所のたびに紙のサインをする必要があり、そのための行列ができていました。その中でスタッフさんの手が取られており、そのことに課題を感じていらっしゃいました。専用システムは高価でお客様の予算感にも合わなかったため、タブレットを複数台用意し、Excelを共有して同時にサインできる仕組みに切り替える提案をしました。その結果、作業時間は半分以下になり、現場の負担も大きく軽減されました。
――なるほど。お客様の負荷や費用対効果なども意識して提案されるんですね。
武内さん:はい。費用対効果だけでなく、職員さんの運用負荷やITリテラシーも織り込んで設計できたのがよかったです。新人の頃に上司に良く言われていたのが、「提案するということは、お客様の話を聞くことだ」ということ。雑談も含めて、課題の本質・予算感・ITリテラシーを丁寧に把握する。そのうえで、機器の組み合わせや“使い方”まで一緒に設計する意識を持っています。

――部署の雰囲気の良さは伝わりましたが、全社的にも似たような雰囲気があるんですか?
戸田さん:部署横断の行事や交流会も定期的に行っており、社員同士の交流を大切にする雰囲気です。プライベートでのつながりもあり、先日は私や武内、同僚・元同僚で週末にホームパーティーを開きました。こうした関係が自然と続くのも、この会社らしさだと思います。
――より雰囲気の良さが伝わりました。(笑)ちなみに、どんな方が貴社で活躍してらっしゃいますか?
戸田さん:当社では、営業・サービスエンジニア・販売スタッフのどの職種でも“連携”が欠かせません。だからこそ、前向きにコミュニケーションを取り、自分から動いて関係を築いていける方が活躍しています。お客様の役に立ちたいという思いを持って行動できる方は、特に伸びていきますね。


――最後に、今後の展望を教えてください。
戸田さん:高知の企業では、都会に比べて紙や手作業がまだまだ残っていて、逆に言えばデジタル化の伸びしろが大きい地域だと感じています。
だからこそ、いきなり高度な仕組みを導入するのではなく、まずは紙業務のデジタル化など“身近な一歩”から一緒に進めていくことを大切にしています。小さな課題をひとつずつ解消しながら並走することが、地域に根ざす私たちの役割だと思っています。
武内さん:私は現在、チームの係長として5名を見ていますが、定例の1on1やフィードバックを丁寧に続けながら、必要なときに頼ってもらえる存在でありたいと思っています。組織の方向性を示し、みんなを引っ張っていける管理職として成長していきたいですね。
―本日はありがとうございました!
会社名:株式会社高知通信機
事業概要:複合機・ビジネスフォン・PCを中心に、ネットワーク/セキュリティ機器、LEDサイネージ、配膳ロボット等まで幅広いIT機器を提案・販売・保守。県内企業の業務効率化・DXを“小さな一歩”から伴走支援しています。
会社HP:https://www.tsushin.co.jp/

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