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【Vol.12】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「ニヨド印刷 株式会社」

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現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく新企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

様々な印刷物の提案からデザイン、そして印刷に至るまでをワンストップで展開する「ニヨド印刷 株式会社」の御庄社長(左)と営業担当の竹平さん(中右)、デザイナーの田中さん(右)にお話を伺いました!

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●お仕事の内容を教えてください

弊社は、印刷物を通した地元企業PRや、製品・商品の印刷などを行っており、営業活動を行う「営業部門」、デザインを行う「制作部門」、印刷機器を操作し製品に仕上げる「印刷部門」の3部門から成り立っています。

業務の主軸は大きく分けて3つあります。

1つめは、県内の食料品店やホームセンターなどのPRチラシを受託し、打ち合わせから印刷まで全てを行っています。

まず、営業担当とデザイン担当がクライアント様とPR内容やビジュアルの打ち合わせを行い、実際にデザインに起こします。

それを元にクライアント様と確認・修正を繰り返し、完成したものを印刷。

全体で約2ヶ月もの時間をかけて皆様のお手元に届くチラシが作られているんですよ。

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2つ目は県内外、主に四国の企業とタッグを組んで様々な製品の印刷を行っています。

封筒の制作会社の例で言えば、紙の折り・貼りなど封筒の形を作る技術はありますが、印刷までは行っていない企業がほとんどなので印刷は弊社で請け負うなど、我々の得意分野を活かした紙資材の供給を行っています。

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最後である3つ目は、主に東京・大阪など都市部の企業向けにノートやメモ、カレンダーといったオリジナルの企業PR製品の受託を行っています。

この事業については展示会などに参加し積極的に関係を作ることも大事にしています。

弊社は地元に根付いた企業ですが、地元を盛り立てる一環として外商にも注力しています。

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●3つの部門があるとお聞きしましたが、部門間のコミュニケーションは行われていますか?

定期的に会社に関する資料を社員に配布しているほか、部門ごとに連絡会も行っていますし、何より社員同士が良い関係性を築いてくれています。

社員間での情報の共有はしっかり行いますので、不要な会議をするようなことはありません。

また、会議での発言でなくても会社を良くするような提案であれば誰がいつ言ってもいいと考えています。

社員数も40人ほどの会社なので、立場の違いなどは気にせず声を上げられる環境作りを心がけています。

ただ、大事にしてほしいのは意見の伝え方。

自分の主張だけを押し通すのではなく、思いやりの心をもって提案をして欲しいですね。

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ニヨド印刷では社長が他の社員と同じ部屋で勤務しています。

「社長室」の存在にメリットを感じなかったのが理由なんですが、社長と社員が物理的に近いことも意見を言いやすい環境作りに繋がっているのかもしれませんね。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

会社としては、専攻が文系か理系かは関係ありません。印刷に関する知識は入ってから学ぶことができます。

それよりも「嘘をつかない誠実な性格」であることが大切です。

加えて、礼儀正しさも大切です。

つまり、人としての最低限の良さは身につけておいて欲しいと考えています。

社内に負担がかかりすぎてしまうような仕事内容であれば、クライアント様に調整をお願いすることも必要です。

クライアント様への感謝はもちろんですが、弊社の従業員への思いやり、心の中で手を合わせてお願いするという心構えが大切です。

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営業の仕事では、クライアント様の話を聞いて考えや思いを汲み取る必要があるほか、出張などでいろいろな方々と商談する機会もあります。

デザイン制作の仕事でもクライアント様と直接お話しをすることもあるので、そういった際に役立つコミュニケーションの力はあった方がいいですね。

学生のうちから「印刷業」の専門の知識などを勉強する必要はありません。

「人と話をするのが好き」「デザインをするのが好き」「ものづくりに興味がある」など興味・関心は十分な原動力になるので、そういう想いを持った方がこの仕事に向いていると思います。

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●今後の展望を教えてください

「ニヨド印刷」の名前で自社製品の開発や、様々な会社と連携した事業を展開していきたいと考えています。

最終的には「高知県の役に立てるような企業」になること。

漠然としているかもしれませんが、弊社の思い描く理想の姿です。

そのためにも「ニヨド印刷」の強みを磨き、地域や業種に関わらず様々な企業の方々と、より優れた製品を作っていきたいと思います。

併せて、世界的に注目されている環境問題にも取り組んでおり、カレンダーの台座に県産ヒノキの間伐材を使ったり、環境に配慮されていない紙材を使わないようにしています。

環境へ配慮は年々重要視されており、実際、クライアント様からも弊社の取り組について高い評価をいただいているので、今後も継続して注力していきたいと考えています。

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もちろん会社の目標の実現には個々のレベルアップも重要です。

新人のうちは日々の業務について行くのがやっとですが、質の高いデザインや営業能力、コミュニケーション能力を身につけて会社と共に前進していきたいと考えています。

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●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!

大学での4年間はあっという間に過ぎてしまいますので、少しでも「やりたい」と思ったことは全部やってみることが大切だと思います。

私は友達に誘われて挑戦したパラグライダーでは沢山の人と出会うことができました。

出会いを通して新しい交流やコミュニケーションが生まれ、結果的に自身の成長に繋がったと思います。就活に限らず色々な事に挑戦してみてください。

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もし、なりたい職業が具体的にきまっているのであれば、その職種のことを深く学んでみるのもいいかもしれません。

就職してからきっと役に立つと思います。

気になる企業があればどんどん見学に行くといいと思います。

業務内容はインターネットなどでも調べられますが、会社や社員同士の雰囲気などは実際に足を運んでみないと感じ取れません。

「やりたい」「気になる」という感覚を大事に行動してみてください。

もちろん弊社への見学も受け付けていますので、皆さんのご参加を楽しみにしています!

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◆今回お話しを伺った「ニヨド印刷 株式会社」の企業情報はこちら◆

ニヨド印刷株式会社

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<インタビュー学生/谷本 楓奈>

2001年生まれ。岡山県出身。

趣味でイラストやレイアウトなどを精力的に行っている高知大学1年生。課外活動を通して企業研究などにも注力している。

「今回の取材を通して、ニヨド印刷さんの仕事に対する誠実な姿勢とコミュニケーションを大切にしている心が伝わってきました。普段の生活で何気なく手に取る紙製品やチラシも、今回の取材をきっかけに見る目が変わりました。ありがとうございました!」

イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。