【Vol.15】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「株式会社 土佐塾」
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現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にお話を伺う「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!
今回、お話を聞かせてもらうのは、高知県下に多数の進学塾を展開しながら、最新のプログラミング教室なども提供する「株式会社 土佐塾」。
常務取締役の福島智さん(中)と新規事業部の津野勇斗さん(右)にお会いしてきました。
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●お仕事の内容を教えてください
「土佐塾」では現在、主に中学校や高校の入学試験にむけた進学塾の事業をメインに、大学入試に向けた土佐塾予備校、現役高校生対象の「河合塾マナビスはりまや校」の開講、「TS-APEX」という個別指導塾、さらに知能開発を目的とした速読の教室など、多数の塾教室を開講しています。
こういった事業で塾講師として働くほかにも、「土佐塾出版」のテスト問題作成や事務のお仕事など、いろいろな仕事がありますよ。
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塾講師と聞くと「ハードワーク」というイメージがあると思いますが、当塾では「活気と笑顔に満ちたチーム土佐塾」を目標に、若い方が働きやすい環境づくりを目指しております。
また、面と向かって生徒たちと向き合うため、大変やりがいを感じられる仕事です。
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●公教育とは異なる、塾ならではの魅力を教えてください
塾講師として働く最大の魅力は、「自由度が高い」ということだと思います。
公教育では、教材や授業範囲が指定されており、教師が思ったような指導ができないこともありますが、一方で、塾であれば、目の前の生徒にあった教材を講師が作成できるため、結果が出やすかったり、働く上での達成感も大きいと思います。
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生徒のメリットとしても、「クラス指導」や「個別指導」など、自分に合った学び方を選択できることが、塾の良いところですね。
ただ、いずれにしても、教師と生徒の信頼関係が最も大切なことに変わりはありません。
生徒一人一人としっかりと向き合うように心がけています。
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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?
「自ら考え、行動すること」が出来ることです。
そういった「考動」が出来る学生は、感情や想像力が豊かになり、自分の周りの問題を多面的に見ることができます。
子どもたちと日々向き合う仕事だからこそ、多角的な視野を持っていることがとても重要です。
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また、現代社会ではDX化(デジタルトランスフォーメーション)が進んでおり、ルーティン作業は今後、ICTにとって代わられる仕事になっていきます。
これは、土佐塾でも同じです。
だからこそ、デジタルには置き換えることのできない「豊かな人間性」という、人間にしかない強みを持った学生を採用したい、と思っています。
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●今後の展望を教えてください
既存のクラス指導の更なる質の向上はもちろんですが、現在はさらに、塾ならではの自由性を生かし、県内ではいち早く、「STEM教育(科学・技術・工学・数学)」にも力を入れていきます。
2020年10月14日からは、年中~小学3年生を対象としたプログラミング教室「STEMON秦校」もスタートしました。
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また、昨今のコロナウイルスの流行などに伴い、徐々にオンライン化が進んでいます。
当塾では以前よりオンライン授業を開講していたこともあり、素早い対応ができましたが、一方で、高知県は都市部に比べ、まだまだ遅れを取っているという現状があります。
今後も場所を選ばず効率的に学びを提供することができるオンライン授業を進めていきたいですね。
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●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!
ぜひ、学生のうちに「失敗」を重ねてほしいと思っています。
失敗と聞くとネガティブな印象があるかもしれません。
しかし、失敗をしたからこそ見えてくる景色もありますよね。
また、その失敗から学ぼうと努力できる人は大きく成長することが出来ます。
こういった経験を学生のうちに積んでおけると、人にやさしくもなれますよ。
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その他にも、社会に出ると、様々な考えやバックグラウンドを持った人と出会い、ともに仕事をしていくこととなります。
このような状況で、周りに文句を言うのではなく、一度自分を見つめなおすという行動に移せるかも、失敗から学んだ経験が生きてくると思います。
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◆今回お話しを伺った「株式会社 土佐塾」の企業情報はこちら◆
株式会社土佐塾
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<インタビュー学生/上杉 蒼>
2000年生まれ。山梨県出身。
大学進学で初めて高知県を訪れて以来、企業訪問やインターンシップにも精力的に参加。企業研究と自己分析の両輪で未来のキャリア設計構築中。趣味は旅行と自転車というアクティブ派。
「土佐塾さんが教育という面から、高知県に大きく貢献していることが伝わりました。また、素早いオンライン化やSTEM教育など、塾ならではの魅力を知ることが出来ました。私も現在、教育分野に興味を持っているので、現場の生の声を聞け、大変勉強になりました。」
イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。