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【Vol.14】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「自衛隊高知地方協力隊本部」

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現役大学生の目線で魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

今回は、高知県で自衛隊員の募集などを担っている「自衛隊高知地方協力隊本部」にお話を伺いに行ってきました!

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●お仕事の内容を教えてください

「高知地方協力隊本部」は、主に3つの部署にわかれて仕事をしています。

自衛官の採用を行う「募集課」、自衛官の再就職の調整を行う「援護課」、国有財産の管理などの総務事業を行う「総務課」があります。

勤務者の数は55名。

国民の安全や財産を守る自衛隊の活動をサポートする、大切なお仕事です。

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自衛官の勤務は演習、航海を除き完全週休二日制でさらに年間40日の年次休暇があります。

また、これはしばしば驚かれますが、「自衛隊病院」を利用すれば、医療費は全額保証。

そのほかの福利厚生についても、寮費が無料であったり、早出・遅出出勤の体制を選ぶことができるなど、働きながら子育てできる環境も整っているのですよ。

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そんな「高知地方協力隊本部」で働く人たちの多くは、35歳以上。ほとんどが自衛官として現場の部隊を経てきた人たちです。

こちらは、「自衛官を務めたのち、各地域の協力隊本部で務める」というキャリアの流れになります。

もう一方で、自衛官とは別に、自衛隊に関わる職業として「防衛省事務官」という役職として働いている方もいます。

高校や大学を卒業後、国家公務員の試験を受けて合格した人が就く仕事なので、必ずしも全員が自衛官を経ているというわけではありません。

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●自衛官にはどんな職種があるのですか?

まず自衛隊は、陸上・海上・航空の3つに分かれます。

国を守る活動や災害時の救助、支援、対応、また国際的な協力活動を行うのが主な仕事です。

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さらに陸海空自衛隊から、それぞれ15種類以上の職種に分かれます。

自衛官は体力が必要というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、音楽や経理、法務、システムエンジニア、ドッグトレーナーなど、自身の得意分野や技術を生かせる仕事が豊富にあります。

学歴や体力の関係なく、男性はもちろん女性も活躍できる職場です。

「職域が広すぎて何を選択したらよいのかわからない」、「自分に合った道を見いだせない」という方のためにも、この地方協力隊本部がありますので、興味がある方はぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

どの自衛官・協力隊本部職員にもあてはまることは、まずは「健康第一」であること。

そして、「一緒に頑張れる人である」ということです。

また、地方協力隊本部で務めている人の8割は高知県出身者です。

「地元・高知で働きたい、高知のためになりたい」という思いで自衛官になる人が、やはり多いのではないでしょうか。

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確かに、「何かが起きた時や災害時に、みんなのことを守ることができる」という覚悟が、この仕事では大きな鍵になります。

しかし、最初からそのような覚悟をもって自衛官を目指す人はまだまだ一握りです。

誰かのミスが誰かの危険に関わることも十二分にあり得る自衛官という仕事だからこそ、部隊全体で、人となりや覚悟を育んでいきます。

自衛官になるには、防衛大学校を卒業した人も、一般の大学からの卒業した人も、一般幹部候補生学校に入学して約1年の過程を踏むため、大学卒業後に自衛官の道を選択することも決して遅い決断ではありません。

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●今後の展望を教えてください

従来の物理的な有事や災害救援に特化した自衛官に加え、今後は、サイバー空間に対応する人材も必要になってきています。

そのため、新たなる分野に対応できる人材の育成が、自衛官としての今後の展望になると考えています。

したがって、高知地方協力隊本部としては、新分野をはじめ様々な分野において活躍できる人材確保のために、まずは自衛官という仕事を認知してもらい、興味を持ってもらいたいと思っています。

そのうえでなおかつ、多くの人に就職を希望してもらえるようにアピールしていくことで自衛官の今後の可能性を広げていきたいところです。

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また、自衛隊が行っている活動で「能力構築支援」という、諸外国に日本の技術指導をするプログラムを行っています。

技術指導をしながら繋がりを強固にしていくことで、自衛隊の能力向上を図るもので、自国の防衛のみならず国際的な関係構築にも取り組んでいます。

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●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!

若い時から国家のプロジェクトに関わることができるため、責任感は大きいですが、その分非常に充実感ややりがいの多い仕事です。

「身を挺して国民の生命と財産を守る」我々の仕事は、国家の一員として働きながら多くの人を助けることができます。

また、やりたいことが明確であればあるほど、背中を押してもらえる環境であり、反対に頑張っている人たちの背中を押すこともできる組織です。

やる気次第で自分自身が大きく成長できるチャンスが秘められた職場だと思います。

是非、自衛隊という職業を選択肢に入れていただいて、自分の力で地元や自分が生きる地域を守る仕事を考えてみてください。

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◆今回お話しを伺った「高知地方協力隊本部」の企業情報はこちら◆

自衛隊高知地方協力本部

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<インタビュー学生/野水 愛>

1998年生まれ。新潟県出身。

スポーツの力で地域を活性化すべく日々奮闘している現役大学生。1人でも多くの県民にスポーツの素晴らしさを伝えたいと野球やサッカーチームのボランティアとしても活動中。

「自衛隊や自衛官という言葉をこれまで耳にすることは多かったのですが、実際にどんな組織構成になっているのか、普段どのようなことをしているのかなど詳しいことを知らなかったため、お話の一つひとつが新鮮でした。また、これまで地方協力隊本部の存在を知らず、今回のインタビューを通して自衛官と一般の人たちをつなぐ重要な架け橋を担っているのだなと感じました。ありがとうございました!」

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