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【Vol.17】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「ツカサ重機 株式会社」

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現役大学生の目線で魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

マリンクレーンの開発・製造から保守までをワンストップ行っている「ツカサ重機 株式会社」の代表取締役 志和社長(左)と、製造課の課長 秋山さん(右中)、人事を担当されている総務課の楠目さん(右)にお話しを伺いました!

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●お仕事の内容を教えてください

弊社はマリンクレーン、つまり船専用のクレーンを専門に扱っている会社です。

設計・製造し、出来上がったものの運搬、受け渡した後のメンテナンスまでを一貫して受託しています。

ひと言にマリンクレーンと言っても、工事用に使われる砂や砂利を運ぶものから、石材を船に載せるものまで様々な種類があるほか、不安定な海上で使われる船のクレーンは、設計や構造などが陸上にあるクレーンとは違い、かなり丈夫に作られています。

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また、船に設置するクレーンなので、船主さんや造船会社さんなど他業種の方達とも連携を取り合いながら良質なマリンクレーンを作り上げています。

ちなみに高知県から出荷される産業用機械の中でマリンクレーンは最大級の大きさなんですよ。

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●会社の歴史と魅力を教えてください

ツカサ重機の前身の時代を含めると、約半世紀の歴史を紡いでいます。

マリンクレーンを専門とする会社は全国に2社しか無く、その2社ともが高知県企業です。

昔から「船で砂を運ぶ」という仕事が高知の長浜地域でも行われていたのですが、当時は人の手で砂を担いで船に乗せ、運んだ先でも担いで下ろすという過酷な作業でした。

その時代に「この稼業を何とか楽にしてあげたい」と立ち上がった2人が全国で2社しか無いマリンクレーンの製造会社の始まりです。

あまり知られていないかもしれませんが、マリンクレーンは高知県の地場産業なんですよ。

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成り立ちからもお分かり頂けるように、現場発想と顧客第一がコンセプトです。

顧客のニーズに合わせた緻密な設計と必要な部品を極力自社の工場で一貫して製造しているというのが他社にはない魅力であると思います。

現在では、機械によるデジタル制御も導入し、高い精度の工作を可能にしているほか、県内にも数少ない最新鋭のマシンも導入しています。

経験によって培われた職人の技術と最新の技術、その両方を駆使し、大小様々な部品を高品質で作り上げています。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

明るくて元気な学生ですね。

そして素直さが大事。

助言やアドバイスに素直に耳を傾けられる人を求めています。

男性が大半を占める職場ですが、丁寧に作業を教えてくれるベテランの先輩や、社内のサークル活動やレクレーションなどもあるので職場の雰囲気はとても良いと思います。

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弊社には設計や製造、営業など様々な仕事があります。

営業の仕事は飛び込みのような営業ではなく、固定の顧客、いわゆるお得意様との取引なので、販売もしますが情報収集などの側面もあります。

巨大で高額なものを販売するので、やりがいも感じられると思いますよ。

設計の部門では、既存のモデルをベースに、営業担当が顧客からヒアリングした要望に合わせた「オプション」となる部分を設計しています。

設計などの専門的な知識は入社してから丁寧に教えるため、興味のある人はまずは会社見学に来てみてください。

インターンシップでは主に設計でクレーンの構造などの研修を予定していますよ。

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●今後の展望を教えてください

この業界は日本が島国であり、海で囲まれている限り、ゼロにはならない産業だと考えています。

しかし、それに胡坐をかくのではなく、いかに今あるクレーンを良くすることが出来るのか、いかに簡単に造ることが出来るのかも追及していきたいと思っています。

結果として船の燃費も向上し、環境に配慮したものづくりの実現ができるでしょう。

そのためにも、今、目の前にある仕事をしっかりと続け、顧客のニーズにしっかりと応えていく事が第一であると考えています。

会社の土台をより堅牢なものにしつつ、海運業や土木業とも引き続きしっかりと連携していきたいと思っています。

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●学生へのアドバイスやメッセージがあればお願いします!

進みたい道が決まっているのなら大学生のうちからもっと専門性も勉強するといいと思います。

例えば、機械科を出ているのに強度設計をすることが出来なければ、その専門性を扱う仕事に就職したときには、少しがっかりされるかもしれません。

また、指示待ちではなく自分から動けるような人間になること、自分で試行錯誤できる人間になるためにも、学生のうちに広い視野で多くの人に出会い、部活やサークル活動なども全力でやってほしい。

仕事でも趣味でも、やるべき事を全力でやっていれば、自ずと「頼られる人間」になれると思います。

人に頼られるということはとても楽しく人生を豊かにしてくれるでしょう。

信頼される人間になること、そして専門性もしっかりと学ぶこと、この2つを学生のうちに全力でやってほしいと思います!

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◆今回お話しを伺った「ツカサ重機 株式会社」の企業情報はこちら◆

ツカサ重機株式会社

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<インタビュー学生/立野 雄二郎>

1998年生まれ。北海道出身。

「笑顔の先に道は開ける!」をモットーに、日々笑顔で様々な活動にチャレンジしている現役大学生。

「全国に2社しかないこの専門的な業界が高知県にあるなんて知りませんでした。社員想いの社長さんのもとで、その経験談をもとに人間性も鍛えられるこの職場、とても魅力的でした!」

イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。