【Vol.51】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「株式会社 太陽」
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現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にインタビューする企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!
今回は、農業に欠かせない「耕うん爪」の製造で、全国シェア40%以上の実力を誇る「株式会社太陽」にお伺いをさせていただき、総務課の小野さん(右)、松村さん(右から2番目)、営業課の野中さん(左から2番目)、中四国営業所の有田さん(左)にインタビューをさせていただきました。
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●お仕事の内容を教えてください
松村さん:株式会社太陽には、田畑を耕すトラクターに必要な「耕うん爪」を製造する部品事業をはじめ、洗浄機や袋詰め機などの製品事業、ボイラーなどの環境機器の製造・販売を行う環境事業があります。
特に耕うん爪については、創業100周年を超える歴史ある技術と信頼のもと、さまざまな顧客のニーズに向き合い、これまで多くの種類の製品を開発してきました。太陽の耕うん爪のシェアは、現在では、全国でおよそ40%以上。簡単に言えば、全国の4割の田畑が、弊社の製品で耕されている、というイメージですね。
また、全国に拠点を持つほか、インドに関連会社を構え、海外にも進出を果たしています。
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松村さん:私は総務課に所属しています。
仕事内容としては、新卒・中途の採用業務を担当しているほか、弊社を訪れた学生の工場見学の受け入れ対応もさせてもらっていますね。
パンフレットやホームページの更新といった広報業務も、とても大事な仕事です。
近年では、県内の学校を訪れて出張授業もしています。生徒たちが分かりやすいように、実際に耕うん爪を持って、製品について説明したりしていますね。
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有田さん:私は入社2年目で、中四国営業所に所属しています。
製品の直接販売の仕事として、小売業者様のもとに自分自身が足を運び、お役に立てる製品の提案をさせていただいています。また、各地で行われる展示会にも参加して、農家様に商品提案を行なっています。
先輩社員の方々に丁寧に指導していただける環境が整っているので、「自分ができる仕事が徐々に増えきたな」と感じています。
野中さん:私は入社1年目になります。
私は営業課に所属していますが、業務としては直接販売に行くのではなく、営業関係の事務仕事をしていますね。注文に関する入力処理だったり、書類の作成です。
業務で必要な専門用語はもちろんありますし、触ったことのないソフトウェアも扱いますので、早く覚えられるように勉強中です。
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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?
小野さん:一言で表すなら、「自ら考え、主体的に行動できる人」ですね。
現在はインターネットが非常に発達しているので、「答えらしい答え」ならいつでも見つけることができる時代です。
しかし、そんな便利な時代だからこそ、目の前の「答えらしい答え」に飛びつくのではなく、「一度立ち止まって、自分自身の頭で答えを考えてみてほしい」と思っています。
有田さん:弊社は農業資材を扱う会社ですから、世間一般ではほとんど聞き慣れないような、農業や機械に関する専門知識が求められることも多々あります。
そういった場面でも、分からないことがあったらまずは自分で主体的に調べてみたり、自分なりに考えてみることが大事だと思っています。
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●今後の展望を教えてください
小野さん:時代の変化にあわせて、社会のニーズも変わっています。昔と同じように、ただ製品をつくるだけでは、売れない時代になってきました。
そのため弊社では、「脱炭素化」をはじめとする環境事業にも力をいれるなど、新しい取り組みを進めています。
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松村さん:物価の高騰や世界情勢など、厳しい時世ではありますが、顧客のニーズと常に向き合いながら、これからも変わらず、時代を先取るリーディングカンパニーとしてあり続けたいと考えています。
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●株式会社太陽の社長は、どんな方なのでしょう?
松村さん:弊社の社長である久松は、とても明るい、フレンドリーな性格ですね(笑)。
ベテランから新人まで、社員ひとりひとりに対して分け隔てなく接してくださるので、社員からしても「身近な存在」だと思います。
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●学生へアドバイスやメッセージがあればお願いします!
有田さん:私が就職活動をしていた時期は、ちょうど新型コロナウイルスが流行り始めた頃だったので、オンラインで説明会や面接が行われていました。
就活中は、企業が学生に情報発信をしているアプリも使っていて、そこで出会ったのがこの会社だったんです。
私は福岡県出身なので、高知県にはゆかりがありませんでしたが、太陽に就職することができました。
たくさんの情報を上手に活用することで、自分がやりたいことができる企業にも出会えると思いますよ。
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野中さん:「自己分析を徹底する」ということが、すごく大事だと思います。
自分自身、自己分析をしっかり深めながら、就活を進めることを大切にしました。具体的には、「農業に興味がある」ということと、「プライベートの時間が確保できる」ということが自分にとって大切なポイントだと分かったので、いまミスマッチがない企業に就職できたなと思っています。
自分と向き合い、自分が好きなことや、自分にとって譲れないものを再認識することで、入社してからのミスマッチがないように取り組んでほしいです。
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◆今回お話を伺った「株式会社太陽」の企業情報はこちら◆
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〈インタビュー学生/畑田赳くん〉
耕うん爪と聞くと一般的な人にはあまり馴染みがない部品ではあると思いますが、そこには確かな技術と歴史があり、世界にも進出している実力派の製品であることが分かりました。また今回は4人の方にインタビューさせて頂き、太陽さんの会社全体の明るい雰囲気がとてもよく伝わってきました。取り扱っている分野も部品事業、製品事業、環境事業と幅広く「目指せグットカンパニー」の信念のもと顧客のニーズにあらゆる形で答え続けるその姿勢には非常に心を打たれました。私も小野さんがおっしゃっていた「自ら考え、行動できる人」になれるように頑張ります!
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