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【Vol.57】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「株式会社スタジオエイトカラーズ」

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現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にインタビューする企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

今回は、高知県初のアニメ制作会社として有名な「株式会社スタジオエイトカラーズ」にお伺いをさせていただき、取締役の伊藤さん(右)、細美さん(左から2番目)、アニメーターの佐藤さん(左)に、お話を聞かせてもらいました!

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●お仕事の内容を教えてください

伊藤さん:弊社は、高知県初のアニメ制作会社です。

アニメ業界では東京にプロダクションが集中している構造で、地方への進出があまり多くありませんでした。しかし、近年ではデジタル化が進み、昔に比べて地方で制作する壁も緩和されてきました。その中でも、まんが甲子園などエンタメ産業の文化が根付いている高知県は、アニメを制作する上でもこの上ない環境だと考え、アニメ制作会社を立ち上げました。

テレビやCMに使われるアニメーション映像を制作したり、全国で放送されているテレビアニメの作画、映画制作のお手伝いもしています。

弊社だけで制作したCMやショートフィルムもありますので、高知県内で放送されているものを見られた方も、いらっしゃるかと思います。

また、アニメ制作の現場では、レイアウト、色、背景、合成、CGなど、細かい分業体制が取られるものですが、弊社では、ひとりひとりが携わることができる業務が広いことも特徴です。最終的には、「1人でまるまる1本のアニメを制作できる」といった、スキルを身に付けることもできると思いますよ。

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佐藤さん:普段の業務では、映像の流れや各シーンが描かれた絵コンテの内容をもとに、動きのポイントになる絵を描くといった作業を行っています。

入社したきっかけは、都会が自分には合わなかったということもありますが、慣れ親しんだ高知で仕事をしたいという思いがあったことですね。

細美さん:私は、他社から委託されたアニメの絵の修正などを行っています。最近では、佐藤さんと同じような仕事も任されるようになってきました。

私も高知県で働きたいという気持ちがありました。知り合いのアニメーターに紹介してもらったことがきっかけで知りました。絵を描くことは好きですが、好きの延長ではなく、きちんと仕事であるという意識を持って取り組んでいます。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

伊藤さん:「モノづくりがしたい、絵を描きたい、表現したいという想いのある人」を求めています。

まだまだ若い会社ですから、「高知県からアニメを発信していくぞ!」という強い気持ちを持ってチャレンジできる方に、ぜひとも入社してほしいですね。

細美さん:プロのアニメーターとしては、作画の再現性が求められます。オリジナルの画風を持っていることも大事ですが、ひとつのアニメ作品を制作するうえでは、何度も同じ画風を描けることが欠かせません。

アニメーターに興味がある方なら、そういったテクニックも意識してみてほしいと思いますね。

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●今後の展望を教えてください

伊藤さん:自社だけで、大きい作品を制作できる力をつけたいと考えております。

そのために、今後は人員を拡大していきます。

また、アニメのみならず、漫画やウェブトゥーン(スマホに最適化したデジタルコミック)といった分野にも力を入れていきたいです。

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佐藤さん:アニメーターとしては、「自分ひとりで作品をつくり、発信していきたい」という夢があります。

そのためにも、日々いろいろな業務を経験して、自分でできることを増やしていきたいと考えています。

細美さん:私は、「裏方の仕事」が好きなんです。そういう意味では、新入社員の方をサポートできる先輩になりたい、と思っています。

若手の方にも作画の指導できるように、まず自分自身のスキルに自信をもてるように、技術を磨いていきたいです。

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●スタジオエイトカラーズさんで働く一番の魅力を教えてください。

伊藤さん:高知県にいながら、東京と変わらない質の仕事に携われることが、弊社の一番の魅力だと思います。

弊社では、オンラインでも対面でも、アニメ制作のテクニックを丁寧に教えてもらえる環境も整っていますよ。ぜひ弊社で、夢を追いかけてほしいと思います。

細美さん:入社一年目からでも、さまざまな業務に携わることができます。それに、スタッフ同士の仲が良いので、困ったことがあったらいつでも聞ける環境があります。

東京のクライアント様や上司とも簡単に連絡が取れるので、仕事を進めやすい環境だと感じています。

佐藤さん:手をかけて制作した作品のスタッフロールに自分の名前が載ることですね。他にはない達成感と感動を味わえるので、僕は一番の魅力だと感じています。

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●学生へアドバイスやメッセージがあればお願いします!

伊藤さん:アニメに関することはもちろん、学業で、サークルで、アルバイトで、いろいろな経験をつんでほしいと思います。

特に、自分で主体的に考えて、何かを成し遂げた経験をしてほしいですね。きっと、今後に生きてきます。

細美さん:弊社では、「絵を描くことが好き」「アニメが好き」といった気軽な気持ちから、アニメ制作の仕事に携わることができる環境があります。

社会人として身につけておくべきマナーはもちろん必要ですが、アニメ制作に興味を持ってもらえたら、と思いますね。いろいろなアニメ作品を見てほしいです。

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<株式会社スタジオエイトカラーズ 公式HP・SNS情報>
ホームページ 株式会社スタジオエイトカラーズ (eightcolors.jp)
Twitter @studio8colors
YouTube @user-dp7np8yj3c

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<インタビュー学生/竹内風佳さん>

地方、都会関係なくアニメをつくれることに魅力を感じました。私が先日観に行った映画のスタッフロールに、スタジオエイトカラーズさんのお名前がありました。地方と都会がつながり、1つの作品を作り上げていることを実感し、とても感動しました。アニメを1本制作するには、多くの時間がかかるだけでなく、丁寧で細かい作業が求められます。そんな中、スタジオエイトカラーズの皆様はお仕事に対して真摯に向き合い、よりよい作品をつくるため、日々努力を継続されています。そんな、スタジオエイトカラーズさんの作品は、多くの人々に楽しさや希望を与えていると感じました。今後のスタジオエイトカラーズさんの作品がとても楽しみです。

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