【高知でキャリアアップ Vol.3】40代の地元企業の役員さんに「地元で働くやりがい」を聞きました!
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「高知で働くイメージを、もっとつけたい!」という学生さんの声に応えるため、いま高知で実際に働いている20代、30代、40代の方に、インタビューを実施!
地元で長く働き続けるために、それぞれがどのようなキャリアアップに努めているのかも聞いてきました。ぜひ参考にしてみてください。
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40代・小松敦さんのやりがいは…
社員が「ここで働きたい」と思う環境づくり!
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株式会社トラスト建設 2003年入社
小松敦さん(43歳、管理職)
<プロフィール>
1978年、高知県高知市生まれ。県外大学を卒業後、株式会社トラスト建設に入社。2015年に、専務取締役に就任。社員が働きやすい環境を目指し、昨年は会社のリノベーションも行った。
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<現在のお仕事について教えてください!>
小松さん:株式会社トラスト建設の専務取締役として働いています。
社員がコミュニケーションを取りやすい場づくりをしたり、就活生に向けた就活用のサイトを整備したり。「社員が働きやすい職場づくり」をする仕事です。
学生のインターンシップの受け入れや採用の担当もしていますね。
また私自身も建築士ですので、もちろん、設計の仕事にも携わっています。
「良い建物をつくることは、プロフェッショナル・⼈としての責任」と考え、⼈が笑顔で幸せになる建物づくりに、建築のプロとして取り組んでいます。
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働きながら、夜間学校で建築を学んだ20代
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<地元で就職したきっかけは何ですか?>
小松さん:県外での就職活動もしていたのですが、父親が営んでいる建設会社に手伝い(今でいうインターンシップ)をバイト感覚でしていたら、こっちの方が楽しそうと何となく感じて、地元で就職することになりました。
ただし私自身、大学で建築を学んでいたわけではなかったので、業務に必要な知識はすべて入社後に身につけました。
弊社は建築現場の施工業務も手がけていますので、入社当時は、いわゆる現場監督の仕事に就きました。業務上で必要な資格を取得するため、当時は夜間学校に通いながら働いていましたね。
学生の頃は、「営業マンになろうかな」と考えたこともありましたが、実際に建築の仕事に取り組んでみれば、「自分はこの仕事に向いているな」と感じる瞬間もあって。やりがいがありましたね。
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<20代や30代の頃に、キャリアアップで努力したことを教えてください。>
小松さん:就職後、現場監督の仕事に10年ほど携わりました。
建物はすべて、人の手でつくられるものです。施主はもちろん、現場で働く職人さんも含めて、「みんなが満足できる家づくり」の大切さを、現場で学びましたね。
その後、次のステージとして「今度は建築⼠になろう」と、設計の道に進むことに。私の場合は、当時、設計部門の強化が会社として必要だったからという事情もありました。それでも同じ会社に勤めながら、「職種を変えた」という感覚があります。
現在でも弊社では、社員それぞれがやりたい仕事に取り組めるよう、可能な限り、キャリア選択の可能性を広げています。
例えば、「住宅の設計をしたい!」と入社した社員も、実際にやってみて、「なんか違うなあ」と行き詰まったら、リフォームや店舗建築、公共工事など、また違った分野に進むことができます。
自分が情熱をもってやりたいと思えることを見つけて、それに打ち込むことが、キャリアアップで最も大事なことだと思いますね。
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40代で管理職になってわかったこと
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<管理職とは、どのような仕事ですか?>
小松さん:一言で言えば、「人がついてこないと何もできない仕事」でしょうか。
世代交代もあって、2015年に専務取締役に就任しました。それまで私は、現場で動く「プレーヤー」でしたが、まるで役割が変わりましたね。
社員が働きやすいように、会社の環境を整える。「そのために何ができるか?」を考えて、実現していくことが、管理職の仕事だと考えます。
会社の環境を整えて、社員が働きやすい環境をつくる。これに加えて、たくさんの方に弊社で「働きたい」と思っていただけるように、リクルート活動の改善にも着手しています。
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<管理職として、具体的にどのような仕事に取り組んでいますか?>
小松さん:まずは、あらためて企業理念を整理することから着手しました。
「良い建物を造ることはプロフェッショナル・人としての責任」という弊社の理念を、言葉として明確に伝えるために、企業パンフレットなども制作しましたね。
また昨年は、社員が働きやすい環境を整えるため、事務所もリノベーションしました。理念はもちろん、ハード面でも働きやすい職場づくりを実現するためです。
これからは、なにより、昔のようなワンマン経営やトップダウンの職場ではなく、社員それぞれが自分のやりたいことに取り組んでいく時代だと思います。
社員同士の表彰制度をつくるなど、社員がコミュニケーションをとりやすい環境をつくることも最も大切にしています。
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人口減の社会だからこそ、やりたいことを
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<管理職として、これからの高知の地域経済をどう考えていますか?>
小松さん:高知県では人口減少と高齢化が進んでいます。経済の規模も縮小していくでしょう。
こういった環境もふまえると、企業としては、もちろんある程度は成長していかなければなりませんが、それでも、無理な成長をすることは考えていません。
また弊社は、設計者や施工管理技士といった技術者の集団です。「とにかく良い建物をつくること」からぶれずに、社員ひとりひとりが一生懸命、責任を持って良い仕事をする。
それで地元の人たちを笑顔にできれば、それが、これからの高知県の地元企業として、最も良いかたちではないか、と思っています。
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<「将来、経営者になりたい」と考えている学生に、メッセージをお願いします!>
小松さん:経営者だから、というわけではないかもしれませんが、どのような分野でも、一流になるためには、本当に好きなことに取り組まなければならない、とよく思いますね。
本当に情熱を持って取り組めるものでなければ、すべてをやりきることは、なかなか難しいのではないでしょうか。
学生時代はもちろん、就職した後でも、「自分が本当に好きなことは何なのか」を探すことが大事だと思います。
いろいろなことを経験して、本当に好きなものを見つけたら、あとはそれに全力で打ち込むこと。そうすれば、きっと成功できると思いますよ!
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新築の注文住宅をはじめ、リフォームやリノベーション、さらには工場や倉庫、店舗、病院、公共施設など、さまざまな建物の設計・施工を手がけている。「良い建物を造ることは、プロフェッショナル・人としての責任」というコンセプトを掲げる。
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