【就職内定率が過去最高】「今がチャンス!」を活かすためのポイントとは?
2025年2月1日時点での大学生(大学院生を除く)の就職内定率が 39.3%(+15.4ポイント)1と、前年に引き続き過去最高を記録していることをご存じでしょうか。
特に昨今は早期内定を取得する学生が増えており、「まだ3年生だから」「就活はこれから」という方も安心ばかりはしていられません。
一方で、売り手市場と言われるこのような状況は、今から就活を始める人にとって大きなチャンスでもあります。本記事では、以下の3つのポイントを中心にまとめました。
ぜひ今後の就活に役立ててみてください。
『1.なぜ「今」がチャンス?内定率上昇の背景』
リクルート社が運営する就職みらい研究所の調査によると、
2026年卒の大学生において、2025年2月1日時点で4割近くが内定を保有2しているという結果が出ています。
近年、企業が早期に学生を確保しようとする傾向は一層加速しています。
オンライン選考の普及により、短期間で多くの学生と接触できるようになったことも、その一因と考えられるでしょう。
一方で、以下のような不安な声も少なくありません。

しかし、逆に考えれば、企業側が積極的に若い人材を求めている今こそ、行動を起こす絶好のタイミング です!
早めに情報収集・自己分析・企業研究に着手し、行動を起こしていきましょう。
『2.地域別の内定率に注目 – 高知県への就職も選択肢に – 』
同じく就職みらい研究所の調査において、2月1日時点の地域別内定率3は、下記のとおりです。
- 関東 :44.6%(+19.7ポイント)
- 中部 :40.9%(+12.9ポイント)
- 近畿 :29.8%(+4.7ポイント)
- その他地域:38.8%(+21.0ポイント)
高知県を含む「その他地域」は 、38.8% と低い数字ではありません。むしろ昨年より +21.0ポイント 上がっており、いま「地方就職」の勢いは高まっています。
地方就職の中でも、特に高知県へのUターン就職の魅力やメリットをご紹介します。
①豊かな自然と落ち着いた暮らしができる
大学在学中は都会に出ていても、「やっぱり自分の地元で働きたい」「自然に囲まれた環境で生活したい」という声は多いもの。
高知での生活や地域の魅力などを知りたい方は、Uターン就職をした先輩たちのリアルな声を参考にしてみてください。
②Uターン・Iターン就職支援制度が充実している
高知県には、県外在住者が就職活動をする際に役立つ支援制度が数多くあります。
「県外在住の学生向け交通費等助成制度」や「こうち奨学金返還支援制度」もうまく活用しながら、就職活動を進めてみると良いでしょう。
③キャリアを積める可能性がある
大手企業が集中する都会での就職は確かに魅力的ですが、その分競争も激しいもの。 地方では学生の絶対数が少ないこともあり、企業との距離が近くなって早期に内定がもらえるケースもしばしばあります。 「実家や知り合いが高知にあるから、ちょっとでも興味がある」「地元でキャリアを積んでみたい」という方は、 早めに情報をチェックしてみてください。 都会志望の学生さんも、選択肢の一つとして検討してみると可能性が広がるでしょう。

『3.内定が出ている人に焦る…そんな時のメンタルサポート』
「まわりは内定ラッシュみたいなのに、自分はまだ…」という焦りは、どうしても生まれやすいもの。
しかし、就活はあくまでも 「自分の未来を選ぶ作業」。ほかの人と比較して落ち込むより、今できることに注目したいところです。
①自己分析と企業研究を繰り返す
早期内定が増えているとはいえ、まだ3年生のうちから複数の企業をしっかり見ていく時間は十分あります。
「このままだと遅れるかも」と不安になるかもしれませんが、焦りを感じたらその都度、自分がやりたいことや得意なことを改めて振り返るのがおすすめ。
将来の仕事観や価値観をはっきりさせておくと、エントリーしたい企業も絞り込みやすくなります。
② 周囲のサポートを受けて気持ちの整理をする
大学のキャリアセンターや、県の就職支援窓口をこまめに利用するのもおすすめ。
モヤモヤした気持ちを一人で抱えるより、誰かに話すだけでも気持ちがリフレッシュするものです。
焦ってしまうときほど、周囲の力を借りながら一歩ずつ進めていきましょう。
③先輩の体験談をチェックする
内定が出る時期や数は人それぞれ。「大学4年の夏に内定が出たけど満足度は高い」という先輩もいます。
高知県内へのUターン就職を実現した先輩たちの生の声が気になる方は、以下のリンク先をぜひ読んでみてください。
大学は県外だったのですが、高知県で就職しようと大学1年生の時から考えていました。
そのような中、高知県の企業が集まる就活説明会に参加し、紹介を受けました。
→ [ 高知県内で珍しい上場企業のグループに就職した、先輩AさんUターン体験談]
地元に戻れる距離にあり、地元に恩返しができる仕事ができること。
そして、文系出身ですが、ITやプログラミングに携われる、ぴったりの環境でした!
→ [ 1次産業のデジタル化で地元に貢献している、先輩BさんUターン体験談]
『まとめ 行動するなら“今”がベストタイミング』
2月時点での内定率が高いからこそ、早めにエントリーを始めたり情報収集を広げることが成功への近道 といえます。
高知での生活やUターン就職に興味があれば、支援制度や先輩インタビューなどをぜひ活用してみてください。
早期内定の増加に焦りを感じるかもしれませんが、裏を返せば 企業も学生との出会いを求めている ということ。
今こそチャンスと捉えて、自分らしい将来像を描きながら行動してみましょう。
就活は「誰よりも早く動く人」が勝つだけでなく、「自分と企業の相性を最後まで諦めずに探す人」が成功を掴むもの。
焦りを上手にコントロールしながら、「自分に合った一社」を見つけるべく、この春からの行動を本格化させてみませんか?
※記事を作成する際、参考にしたサイトはhttps://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/naitei_26s-20250218.pdfです。
(参考:就職みらい研究所「就職プロセス調査(2026年卒)「2025年2月1日時点 内定状況」」就職内定率 2025年2月19日)
イベントや最新の働く情報など、高知の最新情報が届きます。