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【Vol.43】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「株式会社 高知前川種苗」

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現役大学生の目線で魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!

今回は、「園芸王国・土佐」とも呼ばれる高知県の農業を100年以上にわたって支え続けてきた老舗種苗店「株式会社高知前川種苗」にお伺いをさせていただき、経理部の川村さん(左)、小松さん(右)にお話を伺いました!

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●お仕事の内容を教えてください

川村さん:主な事業内容は、野菜などの優良種子や苗の供給になります。

農業が盛んな高知県の風土にあわせた、新品種の開発なども手がけており、農家さんとの信頼関係を大切にしながら、100年以上にわたって事業を続けてきました。

その他、農業ハウスの建設や栽培施設の提案なども行っています。

また、高知県内に6箇所(うち1箇所は加工場)、宮崎県に1箇所の拠点をかまえ、ご家庭向けの園芸用品の小売販売も行っています。

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小松さん:経理部で、主に営業所間の伝票の処理を行っています。入社してからは、伝票の発行など基本を先輩社員から指導していただき、営業さんと連携を取り、お客様からの注文を聞いて、伝票を作成して、販売を助けています。

川村さん:総務部で、人事関係、申請書の作成、社会保険の担当など社内全般の取りまとめを行っております。弊社では社員に固定的なノルマを課すのではなく、自主性を重んじておりまして、自分自身で目標を設定し、それが達成できるように努力しています。例えば、目標の数字の設定などは、話しやすい社内の雰囲気がありますので、上司と相談しながら設定できますので安心して取り組めますよ!また、仕事に必要な資格の取得は積極的に支援します。

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●日々の業務でのやりがいを教えてください

小松さん:私は入社1年目の新入社員ですが、道の駅や産直の売り場で、知っている生産者の方の名前を見つけたりすると、とてもやりがいを感じますね。

「自分も社会に貢献できているんだ!」と、実感することができます。

川村さん:長年勤めていますが、私も同じですね。

弊社が生産者の方々に販売した種が、栽培され、収穫され、消費者の方々に届けられていることを思うと、種苗会社として、社会に貢献していると実感します。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?

小松さん:やはりお客様あっての仕事ですから、お客様とのコミュニケーション能力が試され、臨機応変に会話できる対応力が求められます。

また、失敗を恐れずチャレンジしていくことが大切で、失敗しても誠実に対応できる、といったことも大切になります。

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●今後の展望を教えてください。

川村さん:今後も、高知県の農家の方々と共に発展し、成長していく企業でありたい、と考えております。

創業当時から新しい事業にチャレンジする社風をもとに、新しい育種・栽培システム・資材の導入などチャレンジしていきたいですね。

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川村さん:弊社はお客様の要望等で土壌分析し、肥料設計などもいたします。また、高知県の風土にあった、より優良な種苗の開発を目指します。

また、高知県はハウス内の光や温度などを自動制御する「環境制御システム」の導入に取り組んでいて、弊社はその取組みを手助けしています。高知県では高齢化に伴い、ニーズが高まっておりますので、農家の方々へ様々な提案を行い、高知の農業の発展に貢献していきたいと思っています。

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小松さん:種苗をはじめ、農業用品をあわせれば、現在、弊社が取り扱っている商品は、10,000アイテムを超えます。それだけ多様なニーズに応えられるということで、これは弊社の大きな強みです。

私自身も、ひとつひとつの商品をしっかりと理解し、相談や発注依頼があれば、迅速に対応できるように成長していきたい、と思っています。

川村さん:入社して、はや30年になりますが、つねづね「仕事が自分を育ててくれた」と思っています。仕事は必ずしも、楽しくやりがいのあるものばかりではありませんので、「自分の仕事は誰かの役に立っている」ということを発見することで、やりがいを見出すことができます。仕事は日々行うことなので、我慢強くしながらやりがいを見つけていくことが大切だと思います。

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●学生へアドバイスやメッセージがあればお願いします!

小松さん:学生さんそれぞれに得手不得手はあるかと思いますが、「自分の考え」に向きあうことが大事だと思います。

例えば面接でも、事前に準備していた言葉だけでは、対応できないことだってあるでしょう。

そんなとき、自分の考えを自分の言葉でしっかりと伝えられるようになっていれば良いと思います。

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川村さん:そうですね。自分の言葉で自分のことを語ることができれば、採用担当者の心にも響くと思います。

それに、採用担当者であれば、その人が学生時代に本気で取り組んできたことについて、聞きたいはずです。たとえ詰まりながらでも、その人の自然なあり方、ありのままの良さを知ることができますからね。

自分の「好き」を、自信を持って話してみましょう。

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◆今回お話を伺った「株式会社高知前川種苗」の企業情報はこちら◆

株式会社高知前川種苗

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<インタビュー学生/射場渡さん>

100年以上高知の農家さんと共に発展し続けていると聞いて驚きました。印象に残っているのは、川村さんの「仕事を好きにならなくても良いから、人の役に立っているという実感・やりがいを持つことが大切」という言葉です。人の役に立つという想いがあるから100年以上地域に根ざした経営ができているだと感じました。相手の人に思いやりの心を持ち、役に立つことで心に寄り添う事ができる。前川種苗と同じように、「人の役に立つ思い」を日常生活でも大切にしていきたいです。

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