【Vol.58】現役大学生が行く!高知県企業インタビュー「高知県信用保証協会」
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現役大学生の目線で、魅力たっぷりの高知県企業にインタビューする企画「現役大学生が行く! 高知県企業インタビュー」!
今回は、金融支援やコンサルティング業務を通して、高知県企業の発展をお手伝いしている「高知県信用保証協会」にお伺いをさせていただき、総務部の大石さん(左)、総務課長の谷川さん(左から2番目)、総務部の馬詰さん(右)に、お話を伺いました!
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●お仕事の内容を教えてください
谷川さん:当協会は、高知にたくさんある企業と金融機関のかけ橋となり、金融円滑化を通して地域経済の成長を支援する公的保証機関です。
金融機関から企業が融資を受ける際、企業側に対して審査が行われます。そこで、企業側の技術やアイデアを当協会が積極的に評価・審査し、公的な保証人となることで、企業が融資を受けやすく金融機関が融資を行いやすい環境を作っています。
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その他には、企業の継続的な経営を支援するため、税理士などの県内の専門職の方々と企業を結び付けるといったサポートも行っています。信用保証協会として、自分たちの利益だけを追うのではなく、地域が発展しないと我々も発展しないという思いで日々業務を行っております。
経営サポートの例としては、初めて起業された方の中には、記帳の仕方を分からない方もいらっしゃいます。そこで税理士の方をご紹介してお手伝いさせていただくこともありますし、専門家の方々と一体となり、長期的な経営計画を一緒に立てさせていただくこともあります。
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馬詰さん:私は入協して3年目になります。現在は、総務課で主に経理、広報業務を行っております。
具体的には、昨年度から当協会HPの更新、当協会をPRする動画制作、今年度の採用ページの作成などに携わりました。
公的機関である信用保証協会というワードを聞くと「どういう所だろう?」と、固いイメージを持たれると思います。ですが、実際はお客様とお会いしてコミュニーケーションを取る機会が多く、ソフトな部分もすごく多いんです。そういった点もお客様や就活生に伝えられるよう、分かりやすくて見やすいデザインを取り入れたりしながら、固いイメージを払拭できればと取り組んでいます。
今年度から新たに始めた広報業務としては、FacebookなどのSNSを活用した広報業務です。当協会がお客様へインタビューに伺い、その取材した内容をもとに原稿を作成し、Facebook広告を用いて、PRをお手伝いさせていただくといった取り組みもあります。
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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか?
谷川さん:当弊会の特徴である「利益追求型だけでない点」、「公的機関として地域貢献に直接関われる点」について、他の業界と比べていただきたいです。
「利益追求だけにこだわる生き方はどうかと感じる方」、「金融を通して地域に貢献したい方」は魅力を感じていただけると思います。
大石さん:この仕事では、経営者の方々とお話しすることがありますので、知識を得られるのと同時に、多くの知識を求められる場面があります。そのため、職員にとって各階層別に学ぶ研修制度や支援が充実しています。
入協するにあたって必要な資格はありませんが、お客様との関わりの中で信頼関係を構築していくことが求められます。そのため、人と関わることが好きな方は力を発揮していただける環境かと思います。
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●今後の展望を教えてください
谷川さん:当協会としては、近年コロナウイルスの関係で多くの融資が県内企業に出ており、当協会もかなりの保証を付けている状況です。コロナウイルスが流行った以前の状態へ十分に戻ったかといえばそうとも言えません。
令和5年度から返済を猶予する期間が順次終了して返済が始まるため、迅速な返済額の調整や返済の負担に耐えられる企業体力の創出に向けて、お客様を支援することに向き合っています。
馬詰さん:私は、お客様に頼られ「協会に相談して良かった」と、笑顔になってもらえるようなサポートができる職員になりたいです。協会の仕事はお客様の生活や人生に関わっているため、自分がお客様と関わることで経営に関する悩みなどを少しでも解決できたらいいなと思います。
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●入協の決め手を教えてください
馬詰さん:入協の決め手は「地域に貢献している仕事であること」「アットホームな職場であること」の2点です。
利益追求型でなく、お客様の熱意やアイデアを評価して支援するということで、地域貢献できる仕事としての魅力を感じました。また、職場については会社訪問を行った際に、職員同士の穏やかな雰囲気を感じ、距離感が近く相談が行いやすい環境に惹かれました。
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●学生へアドバイスやメッセージがあればお願いします!
馬詰さん:就職活動の際にやってよかったと思うのが、自己分析を十分に行うことと第三者に就職活動の相談を行うことの2点です。自身の経験や価値観などを見つめ直すことと、就職活動に関する悩み・考えを家族や友人に話して意見をもらうことは大切だったと感じます。
谷川さん:採用者側のアドバイスとしては、様々な業界を知って情報を得ることと、自己分析を行って自分の能力を知ることの2点が大切だと思います。
その両方を踏まえることで企業とのミスマッチを防ぐことができ、就職後においても自身の気持ちを奮い立たせる材料になると思います。
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◆今回お話を伺った「高知県信用保証協会」の企業情報はこちら◆
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<インタビュー学生/入江亮くん>
高知県信用保証協会様へのインタビューを通して、地域貢献に対する高い意識を持ち、お客様との関わりを大切にしている組織なのだと理解できました。お客様とのエピソードを話す職員の皆様の表情は非常に明るく、やりがいや楽しさをもって業務に取り組まれているようでした。職員間のコミュニケーションも活発であるため、協会内外で学びを得られ、成長につなげられる職場だと感じます。初めての企業インタビューということで緊張しましたが、職員の方が温かく迎えてくださり、落ち着いた雰囲気の中でお話しすることができました。地域に貢献することについて見つめなおすきっかけとなりました。
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