お知らせ

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現役学生の目線で魅力たっぷりの高知県企業にインタビューをしていく企画「現役大学生が行く！ 高知県企業インタビュー」！

今回は、高知を代表する鋳鋼専業メーカーとして、創業以来60年以上にも渡って事業を展開している「株式会社 特殊製鋼所」にお伺いをさせていただき、鋳鋼部品をつくるお仕事について、総務課長の猪野秦史さん（右）と品質保証部部長の山本達也さん（左）にお話を聞かせていただきました！

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●お仕事の内容を教えてください

当社は、創業以来60年以上にわたって、「鋳鋼品（ちゅうこうひん）」という商材を専門に製造しています。

造りたい形の鋳型に1600℃もの溶けた鋼を流し込み、それを冷やして固めることで、船舶や産業機械の部品をはじめ、橋梁部分に使われる建材などを製造しているのです。

ちなみに、これを「鋳造」といいます。

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鉄の部品を製造する「鋳鉄」に比べて、当社で取り扱っている「鋳鋼」の部品は、より強度が強く、そして粘り強いことが特徴です。

例えば、船上クレーンの先端部分に使われている部品にも、鋳鋼部品が使われていますが、これは、万が一、クレーンの先端に過剰な負荷がかかっても、鉄のように折れず、湾曲するようになっているからです。

鋳鋼部品は、このように、目立たなくても大きな負荷がかかる部分にこそ、必要とされています。

いわば、縁の下の力持ちなのです。

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●会社や社員の皆さんの特徴を教えてください

一言で言えば、「個性豊かな社員」が多いですね。

いろいろなタイプの人を受け入れることができる職場環境だからこそ、個性豊かな面々が、一緒に仕事を出来ているのだと思います。

もともと鋳鋼やものづくりにそれほど興味がなかった社員でも、入社後に楽しく働いていますよ。

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●採用の際に学生に求める事はどんな事ですか？

いつも学生の皆さんにお伝えしていることは、「アルバイトなどで社会経験をしてほしい」ということです。

特にサービス業や接客業を経験することは、社会を学ぶことができる経験になると思います。

アルバイトとして働くことで、自身の知らない世界を知ることが出来ますし、働くということがどういうことなのか、実際に就職する前にイメージできると思います。

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また、特に大卒者の方には、将来的に、管理する立場の業務に就いていただきたい、と考えています。

周囲の人を巻き込み、何かを実現することができるような、リーダーシップを発揮してくれる方を求めています。

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●今後の展望を教えてください

現在、弊社が製造している鋳鋼品の6割は、船舶などの部品になっています。

しかし、実際にはもっとたくさんの分野の企業様から、「こういった部品はつくれないだろうか」といったご相談をいただいています。こういったご相談を実現できるように、鋳鋼品の製造技術を、これからもさらに向上させていきたい、と考えています。

そうして、よりお客様に信頼していただける会社を目指していきたいと思っています。

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●学生へアドバイスやメッセージがあればお願いします！

私たちが就職活動をしていた頃は、現在よりも、ずっと情報が少ない時代でした。

だからこそ、情報収集をするためにも、様々な職種に目を向けました。それこそ、製造業以外にも販売業やホテル業なども見ていて、まだ知らない自分の可能性を探っていたものです。

今は情報収集の手段がたくさんある時代ですから、ぜひ、いろいろな企業や業界を調べてみてください。興味がある企業はもちろん、今のところはそうでなかったとしても、自分の可能性を探ることができますよ。（猪野さん）

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私は就職活動当時、「高知県に就職しよう！」という事は決めていて、あとは職種を絞らず、様々な地元企業を調べていました。

最初から業種を絞らずに、まずは広い目で地域や業界を見てみることも、一手だと思います。

また、インターンシップに参加して、実際の業務を体験することも、きっと良い判断材料になると思いますよ。（山本さん）

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◆今回お話しを伺った「株式会社 特殊製鋼所」の企業情報はこちら◆

株式会社特殊製鋼所

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＜インタビュー学生／井上 愛有未さん＞

1999年生まれ。高知県出身。

メディアやインタビューに興味を持って地域協働学部で学ぶ、高知大学の現役大学生。

「鋳鋼品ということば自体聞き馴染みがなく、深夜に高温の熱気の中で作業される場合もあると聞いて驚きました。社員の皆さまはとても気さくで、社員同士、仲の良さが感じられました。橋や船の部品の用途に応じて、強度が高い上に粘り強い特性をもつ鋳鋼が用いられていると知り、私たちの生活の安全がこうして守られているのだと思うと、とてもありがたく感じました。」